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プリンセスと魔法のキス

プリンセスと魔法のキス


2010年7月14日(水) ブルーレイ&DVD&microSD 発売
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<ストーリー>


舞台は1920年代のアメリカ・ニューオリンズ。レストランを持つ夢をかなえようと、毎日がんばる働き者の娘ティアナがいました。仮装舞踏会の夜にプリンセスの衣装をつけたティアナの前にカエルが現れ、プリンセスがキスをしてくれれば、自分の呪いはとけ、元のナヴィーン王子に戻れるのだ、と告げます。勇気をふりしぼってキスをするティアナでしたが、なんと自分までカエルに変えられてしまうのです。
さあ、ティアナとナヴィーン王子の運命は!?


<しょうこのママレビュー>


待ちに待った、新しいプリンセス映画の登場です!
新しいプリンセスは本当に新しい、いままでいなかったようなプリンセスです。

『プリンセスと魔法のキス』の主人公、ティアナは本当に頑張りや。お父さんの夢を継いでレストランを開くため、仕事をふたつかけもちし、友だちの誘いも断って働きに働きまくっています。「そんなのできっこない」という外野の声に傷つきながらも猪突猛進。なんだか、いまどきのワーキングウーマンのようなのです。

そんなティアナが出会ったプリンスは、これまた、いままでにはいなかったプリンス。遊び人で音楽が大好き。なにひとつ、自分ではしたことがないぐうたら王子なのです。あまりの放蕩ぶりに勘当されてしまい、大金持ちの娘と結婚しようとニューオリンズにやってきます。

こんなふたりがカエルに変身してしまったら、人間に戻るためにはどうしたらよいの!? ティアナとナヴィーン王子の旅が始まります。
  
ニューオリンズはルイジアナ州にある港街(プリンセス映画で実在の街が舞台となるのは初めてなのでは?)。フランス系移民が大きな綿花農園(プランテーション)を経営して発展した土地です。その農場経営の裏には黒人奴隷の労働力があった、というアメリカの暗い歴史を背負った街でもありますが、ケイジャン料理、ジャズ、ブルースなどなどアフリカとの融合で生まれた文化には、暗い歴史を補ってあまりある魅力があります。映画でも、ガンボやベニエといったニューオリンズ独自の料理やジャズ、そしてヴードゥー教がエキゾチックに、畏敬をもって描かれています。アメリカでも憧れをもって語られる特別な場所、アメリカであってアメリカでないような街。この街でなら、こんな魔法も起きるかも! そんな雰囲気が映画中に散りばめられています。

わたしたち、ママにもぐっと来るメッセージもたくさん。
「食べものは、あらゆる人をひとつにする。
おいしい食べものは、ひとの心を温めて笑顔にするんだ。」
ティアナのお父さんの言葉です。

映画のはじめ、ニューオリンズの白人名士の豪邸から、ティアナとお母さんがバスで移動しながら黒人街に帰っていきます。ティアナのうちは貧しかったけれど、お父さんが作るおいしい料理を囲んで、家族も近所のひともみんな幸せに温かく暮らしていた。そして、そのお父さんから受け継いだティアナの料理の腕が、ストーリーのカギとなっていきます。ディズニー映画で、食べものの果たす役割がこれほどストレートに描かれているのも初めて見た気がします。

これまで、常にファンタジーで希望を伝えてくれたディズニー映画ですが、この『プリンセスと魔法のキス』の感動は格別! 手を伸ばせば、いまにも届きそうなファンタジーなのです。ただ魔法を待つのではなくて、どうすれば奇跡を起こせるのかを、具体的に考えて行動するティアナたちのリアルな姿には、大人が見ても学ぶところはいっぱい! これからを生きていく子どもたちには、ぜひぜひ見てもらいたい映画です。

シンデレラやオーロラ、白雪姫などは、どちらかというとじっと待つプリンセスたちでした。最近の『アラジン』や『美女と野獣』では、「本当に大切なものを自分で探す」というテーマに変わってきています。それは愛だったり、人を信じることだったり。そしてこの『プリンセスと魔法のキス』はその進化系であり集大成。自分で考え、悩み、選び、自分の足で生きていくことの喜びや幸せに満ち溢れています。

その感動をよりリアルにしているのが、手描きのアニメーション。ここ数年、CG一辺倒だったディズニーが伝統に立ち戻り、手描きアニメーションを復活させているのです! 昔のディズニー映画を見ているような美しさと、立体的な質感。そしてプリンセスストーリーではこれまでぼかしてきた(というと語弊があるかもしれませんが)アメリカ史の暗部にまで踏み込んだ舞台設定。ディズニーは、そしてアメリカは、いま変わっていこうとしているんだ、ということがひしひしと伝わってきます。

ティアナの頑張りにワクワクして、ナヴィーンのダメぶりにはティアナと一緒になって叱咤激励して。はたして魔法は起こるのか、最後まで目が離せません。ディズニー映画らしい素敵な仲間もいっぱい! ワニのルイスや南部ホタルのレイの精いっぱい生きる姿にほろり、ママ・オーディの大らかさにはにっこり。世界って力強くて温かい! 素直にこんな気持ちになります。

プリンセス映画をすべて制覇している6歳のわが家の娘とも、ぜひ観に行きたいと思います。「魔法は自分でかなえるものなんだ!」って信じてほしいから。


2010/02/15 | コメント(13)

コメント

5歳の娘と公開翌日に見てきました!
ジャズのメロディーに思わず体がゆらゆら・・。
歌とダンスのシーンは娘もノリノリで拍手喝采でした!!
大切なもの、大切なことは何かを気付かせてくれる。
とてもディズニーらしい素敵な映画ですよ!

れいのママ | 2010/03/11 14:08

いよいよ始まりましたね!
もうすぐ子どもたちと行ってみようと思います。
実際にご覧になった方は、ぜひまた感想をコメントして下さいね〜!!

しょうこ | 2010/03/08 22:24

今朝CMを見ていた2歳の息子が「これ見たことない」と言っていました。
日曜日家族全員で見て来ますね~
”食べ物は、あらゆる人をひとつにする”ステキです!
ちっともご飯に興味のない息子が目覚めることを願います。

くれあん | 2010/03/04 13:23

レビューを読んで、観たくなりました...旦那さんを誘って見ようかな~♪(実は私よりも感激屋さんなので)

カレラ | 2010/02/27 21:37

手描きアニメーション、っていうところがなんだか今,新鮮です。春休みに子供たちといこうかな。

レモン | 2010/02/24 09:54

パンフレットの表紙に魅かれました。見た方たちのコメントもとっても参考になりました。私には娘がいないので母を誘って見に行こうと思います。もちろん息子たちも一緒に。

よっし~ | 2010/02/18 22:42

この間試写会に出席しました。
内容は言えませんが、ジャズがとってもいいですよね。
いままでにないプリンセスストーリー。
本当に感動しました。
親として、人間として考えさせられます。
5歳の娘も英語はわからなかったけどとても楽しそうでした。
ぜひ母娘で行くのをおすすめします^^

べるまま | 2010/02/18 01:41

ワーキングウーマンな新しいプリンセスと、「ぐうたら王子」ってところに、わかるわかる、って吹き出してしまいました。見に行って、自分で確かめなくちゃね!

トーク | 2010/02/17 20:14

魔法は自分でかなえるもの。田内さんのことばに、大賛成。わたしも、娘にいちばん伝えたいことです。

ふうせんうさぎ | 2010/02/17 20:09

しょうこさんのレヴューを読んだら、見たくなりました。時代背景にも興味があります。そして何よりも、かえるの呪い?魔法?をどうやってとくのでしょうね。

モシャシャ | 2010/02/17 17:20

蛙の王子やお姫様のはなし。
小さな頃に絵本で読んだ気がします。
たしかロシア民話だった気がしますが、なぜロシアなのに初の黒人のお姫様が抜擢されたのか不思議に思ってしまいました。
なぜでしょうね。

ジェニー | 2010/02/17 17:15

大人もとても楽しめそうな内容ですね。ぜひ観に行きたいと思います。

スノウ | 2010/02/16 13:19

「いままでいなかったようなプリンセス」に胸がわくわくします!娘たちと観に行きたいです。

ひかり | 2010/02/15 20:51

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    子どもが産まれてから、ディズニー作品にはまってしまい、6歳の息子と3歳の娘とともに、きょうもDVD鑑賞! 作品の魅力や見所を、子どもと母、両方の視点でお伝えしたいと思っています。

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    生まれて初めてのディズニー映像の思い出は、幼い頃、我が家の映写機で見た『ダンボ』『わんわん物語』。2人の子どもたちは『ターザン』『トイ・ストーリー』にのめり込みました。息子と娘は今、高2と中3です。

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    マスミ
    公開直前に一緒に観に行くハズだったボーイフレンドに振られ、以来、心のキズ(?)から観られずにいた『リトルマーメイド』。お姫様に目覚めた娘にせがまれ、昨年18年(!)の封印を解いてDVDで初鑑賞しました。以来、娘(5歳)と共に視聴ン十回を重ねています。ディズニー映画は音楽も美しく、サントラのCDに合わせて、娘と踊るのが最近の楽しみ。

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    久田 恵
    1947年生まれの作家&ファンタスティックプロデューサー。
    転職二十回のシングルマザーを経て
    1990年「フイリッピーナを愛した男たち」 (文藝春秋)で、
    第21回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。
    「家族がいてもいなくても」(産経新聞・毎週月曜)
    「いつも元気なわけじゃない」(ベターホーム・毎月)
    読売新聞「人生案内」の回答者

    りさこ
    ディズニーのことを想い、現実逃避するのが私の日課。
    母になって今まで気が付かなかったディズニーの魅力に気が付き、ますます好きになっちゃいました。
    『おしゃれキャット』のマリーちゃん好きの娘とディズニーのキラキラしたピュアな世界にどっぷり浸かっています!

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