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子・暦(ここよみ)

大暑(たいしょ)

ナビゲーター:すとうあさえ

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大暑(7/23~8/6(2009年))

大暑・節気名の由来

 連日三十度を超え、まさに‘大きな暑さ’という言葉がぴったり。一年で一番暑いころ。入道雲がもくもくと空にあらわれ、せみ時雨が耳に痛い夏の真ん中です。子どもたちは、うれしい夏休みに入ります。

大暑、
赤ちゃん育てのポイント~虫さされに気をつけて~

 虫さされや、そこからの細菌感染による“とびひ”に気をつけたい季節です。
 “虫よけ剤”は、赤ちゃんや小さい子どもは、スプレーをさけ(噴霧を吸い込んでしまうこともあるので)、ローションやシートタイプがよいでしょう。また、かゆいところをかいてしまうので、爪を短く切って手を清潔に保つこと、かゆみ止めの薬を塗ってあげることも大切です。
 とびひは、かき壊してしまったところから、細菌が感染して起こります。感染力が強く、からだ中に広がり、他の人にもうつりますので、かき壊したところが水疱やじくじくした感じになってきたら、早めに受診しましょう。

大暑の、
いってきます!~夕涼みさんぽ~

 日中、太陽にカバーをかけたくなるほど暑い夏。少し前の日本人はどうしていたのでしょう。よしずをさげたり、床に花ゴザを敷いたり、風鈴をさげたり、朝と夕方には打ち水をしたり、うちわであおいだり。そして、太陽が沈んだら、「やれやれ」といいながら、外に出て夕涼み。花火をして、まわり灯篭をまわしながら、たらいに氷をいれて冷やしたスイカを食べる。なんか、いい感じ。今のようにクーラーがない時代は、夏は暑いもの。汗が出るもの。そんなふうにわりきって、暑さとうまくつきあっていたように思います。

 我が家は、1年を通してよく散歩をします。特に夏の夕涼み散歩がおすすめです。しゃきしゃき歩いちゃだめですよ。のんびり、ゆったり、のったり歩きます。うちわをもって、その日の気分で、町へ。公園へ。商店街へ。
 暗いと五感がさえてきます。よしずの向こうから、野球放送の音がガヤガヤ聞こえたり、蚊取り線香のにおいがぷーんとにおったり。月を見上げたり、暗やみに咲くオシロイバナをつんだり、公園の木々がなにかべつの生き物にみえたり、暗い道ではちょっとこわい話をしたり、帰りはアイスクリームを買ったり……。
 大暑の夜、手と手をつないで、みんなでぞろぞろ夕涼み散歩にいきましょう!

大暑の、
あそびましょ~夏の花といえば、アサガオ~

 夏、花屋さんの店先にずらりと並ぶのは、アサガオ。朝早く、次々に花を咲かせてお昼にはもうしぼんでしまいます。ピンク、紫、青。どの色もさわやかで涼しげです。見ているだけでは、もったいない! アサガオで遊びましょっ。
 しぼんだ花をあつめて、ビニールの袋にいれて、上から手でもみもみすると色がじんわりでてきます。お好みで水をたし、茶こしでこせば、アサガオジュースのできあがり。いろんな色の花をまぜてみたら、どんな色になるかしら。どんな香りがするかしら。「おひめさまジュースなの」「いたいところにつける薬なの」。小さい人たちの想像力が、もくもくふくらんできます。
 花汁にほんの少し水をいれて濃い目に仕上げ、茶こしでこせば、アサガオ絵の具のできあがり。ハガキに絵を描いて、暑中見舞いを出すのも楽しいです。筆で描いてもいいし、てるてるぼうずのようなポンポンをつくり、頭の部分を汁にひたして、ポンポンポンッと模様をつけてもきれいです。暑中見舞いは、小暑(7月7日)から立秋の前日(8月6日)までに出しましょう。
 子どもたちの五感の記憶箱に、アサガオからいただいたやわらかな自然の色が、夏の暑さとともにほんのり残りますように!

大暑の、
おまじない~夏バテには‘う’のつくものを!~

 暑いと身体がバテバテ。赤ちゃんを抱いているだけで、体温急上昇です。小さな人がいると、じっとしていることがありません。見ているだけで、ぐったり。
 そんな私たちを夏バテから救ってくれるのが、ウナギ。「土用の丑(うし)の日にウナギを食べると夏バテしない」とよく言われます。実はこれ、江戸時代に蘭学者の平賀源内が、ウナギ屋のために考えた宣伝文句とか。でも実際にウナギには良質のたんぱく質やビタミンAがいっぱい含まれているので、暑い夏をのりきるにはぴったりの食材だそうです。
 土用というのは、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間のことで、本来は1年に4回あったのですが、今は立秋前の夏の土用だけが残っています。まさに、大暑の頃。でもウナギが食べられない人は、どうしたらいいのでしょう。
 なんでも、「うどん」「うめぼし」のように「う」のつくものを食べるといいとか。そうなると、赤ちゃんには「ウエハース」かな。
 ‘う’のつくものを食べて、みなさん、がんばって夏をのりきりましょうね!

大暑の、
快適生活のポイント~夏バテ予防の3ポイント~

 夏バテとは、食欲がなくなりなんとなくだるい、よく眠れないといった夏特有の症状を言います。現代人は、冷房の普及で汗腺が減り、体温調節が下手になり、夏バテや熱中症になりやすくなった、という説もあります。また、水分(特に糖分の多いジュースなど)の摂りすぎから、おなかがすかず食事がおざなりになったり、胃液が薄まって消化機能が落ちたりして、ますます食欲が落ち、夏バテに拍車をかけることになります。
 夏バテを防ぐためには、次の3ポイントを。

1. クーラーの設定温度を外気温度と5℃差にしましょう
2. 朝夕の涼しい時間帯に散歩や外遊びなどで適度にからだを動かし汗をかきましょう
3. 水分は一気飲みせずにこまめに摂り、食事は三食きちんと食べましょう

猛暑の年が続いています。熱帯夜が続くと、大人も子どもも、体力を消耗し、夏バテしてしまいがちですが、元気に夏を乗り切ってください。